虎之助ちゃん
オーナーさま | パートナー | 性別 | 犬種 | 生年月日 |
---|---|---|---|---|
Sさま | 虎之助ちゃん | ♂ | キャバリア | 13歳7ヶ月で永眠 |
虎之介はとにかくお外が大好きで、朝夕のメシより散歩が大事!亡くなる前日までお散歩に行っていました。明るくフレンドリーな性格で、初めて行った先でもすぐお友達を作ります。相手を疑らない性格なので、ガルガル唸られてもへっちゃら!「なぁなぁ、そんなに怒るなよ。犬生楽しく行こうぜ」と言わんばかりに近づいていきます。なのでどんな子でも仲良くなってしまうんです。虎之介には不思議なパワーがあったのかもしれません。
虎之介が2歳のとき、血縁関係のあるトライカラーの女の子を迎えました。パワフルパピーに振り回され、さすがの虎之介も逃げ腰でしたが、その子を迎えた翌日にはもう一緒に遊んでいました。ここはキャバリアの良いところでしょうか。順応性は優れています。
そんな優しくおおらかな虎之介が12歳を迎えようとした春、キャバリアに多い病気「僧帽弁閉鎖不全症」にかかりました。やはり避けられなかった心臓病...ショックでしたが、投薬は続けていました。その後、進行は全くなく、元気に毎日を過ごしていました。
シニアになると、1日1日がとても貴重に感じます。いつまで一緒にいられるのだろう?1分1秒でも長く虎と一緒にいたい!虎、ずっと一緒だよ。別れを想像しただけで涙が出てきてしまう。そんな私を気遣ってくれているのか、足下で「なぁなぁ、おいらはまだ元気だよ。だからさ、お散歩行かない?」と前肢で私の足を叩いてくる。
まんまるいお目々で愛をいっぱいくれた虎之介。
そんな元気な虎之介が倒れたのは12月22日。亡くなる前日の夕方でした。外出から帰ってきた私を待っていたかのように、パタリと倒れました。急いで獣医さんに診てもらうと、心臓発作と言われかなり危険な状態。注射を打って帰ってきましたが、その後も何度か発作に見舞われ、翌日の昼過ぎには起き上がることができなくなってしまいました。食事もシリンジを使ってあげましたが全く飲み込めず...12月23日の夕方に息を引き取りました。
享年13才7ヶ月。
最期は眠るように安らかではありませんでしたが、寝たきり生活は無く、亡くなる前日まで大好きなお散歩にも行けたことは虎之介にとって幸せでした。
そして、やはり虎之介は私と出会うために生まれてきてくれたのだと実感した出来事が。私の膝に抱いていた最期のとき...だんだん体温が低くなってきて、もうぐったりして手足にも力が入らない状態だったはずなのに、しっぽをパタパタパタと3回振ってくれました。その直後に心肺停止。きっと「ありがとう。」って言ってくれたのだと思っています。
私の方こそ「ありがとう。」なのに...最後の最後まで優しかった虎之介。これからも、ずーっと愛しています。